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トト様、ヒマジン様
時々トトさんがつぶやくお二人の間のやりとり、我々夫婦の間での会話と基本的に似ていて、大いに共感してニヤニヤして読んでいます。
そして、この位の年齢層の夫婦というのは似たような関係になるのだなと思い、ホッとするところがあります。
要するに亭主はかなりの関白で(なにせ佐賀んもんで九州男児やっけん)女房の言う事をこうるさいと思もっており、女房は亭主が自分の言う事をちっとも聞いてくれないと毎日イライラしているということのようなのです。
双方に言い分があると思います。 亭主は台所で何をどこに置けとか何かはするなとか、トイレの中をキレイにしておけとか細かいことをくどくど言い続けられて辟易していて、そんな事にかかずらわなくても死にやせん、位にしか思っていない。 だから、色んなことに従わない。
女房にしてみれば、朝から晩まで炊事や洗濯そして掃除に追われているのに亭主がのそっと台所やトイレに入ってきて自分のして欲しくないことをして回る。 それを片付けたり掃除しなければならない者としてはたまったものではない。 だから、亭主の顔をみるとガミガミうるさく、あれするなこれするなと言う。 そして亭主に対して、だんだんひがみっぽくなってしまう。
そこまで分かっていながらこの問題がなかなか解消しないのが我が家の現状です。 実はあれは一種の掛け合いをしているのであって変った形でのコミュニケーションをしているのだと思います。 互いに元々は他人で違う町で育ってきたので、色んなことのやり方は違うのでやることなすこと、どこかは違っているのです。 で、互いのやり方には素直に従う気にはなりにくいのです。 特に九州男児は変な男の沽券を持っていて、その沽券にかかわると思うと簡単には違うやり方を受け入れようとしない傾向があります。 それと九州人は思ったことをストレートに言いがちで、特に奥さんには言い方を少し考えるべきことでもそのまま言うことが多く、相手を傷つける様なことを言ってしまう傾向にあります。
九州では奥さん方は、表面は亭主を立て裏ではちゃんと自分のやり方で物事を進めるという形でこの問題を処理していると聴きました。
一方、私自身少しは努力はしているつもりです。 それは、まず家事の分担。 食事を作る担当は、朝食は私の役目で昼は出来るだけ半々で夜は女房。 夜は食後の食器の洗ったあと乾かすのは私の仕事。家内が踊りの関係で遅く帰ったりする夜は私の食事担当。 週一回の掃除は女房が風呂場・洗面所の担当、私は掃除機がけと板の間のモップがけ。 洗濯は女房の仕事。それから、毎日のゴミ捨てと週一回のゴミ箱の道へのゴミ出しと時折の芝刈りと庭の手入れは私の担当。
それと、女房に言われたことには出来るだけ従うようにする。 ただし、何故そうしなければならないのか分からないことは何故なのか聞いて納得出来ないことは出来ないと言います。 時にはどうしてもすべきというほどではないことを主張していることがあります。
トト様に申し上げたいことはヒマジンさんはまれに見る位の出来た奥方のようにみえますから、亭主の関白ぶりをすべて受け入れて仕えていらっしゃることを認識されるべきとは思います。
ヒマジンさんに申し上げたいのは、 ひがみたいのはよくわかりますが、ご亭主と話し合って自分が何を求めているかお互いの思っていることをじっくり話しあってみるのもいいかもしれません。
そして、トト様ご夫婦も我々も、どこにでもいる似合いのいい夫婦なのではないかと私には思えます。
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