清流再びについて
投稿者:沼南ボーイ 投稿日:2008年 1月23日(水)
『清流再び』と『割れ窓理論』と『nimby』(閑人閑話)080123
『川にゴミを捨てるのわたしだけではないわ!』
『割れ窓理論』というのがよく知られている。 「割れた窓ガラスを一枚でも放置しておくと、どんどん窓は割られていき、
その建物が荒廃し、その建物を放置しておくと街中が荒廃し住環境が悪化しハ-レム化につながる。」
ウイキペディアによると、心理学者フィリップ・ジンバルドは1969年人が「匿名状態」にあるときの行動様式を分析し、
『人は匿名性が保証されていると自己規制意識が低下し没個性化が生じる。
その結果情緒的衝動的非合理的行動を行い周囲の人の行動に感染しやすくなる。』というものである。
簡単にいえばみんなが川のゴミを捨てているのだし、私はどこのだれということは判っていないから皆と同じくゴミ捨てて
なにが悪いのよ、というわけである。Broken Window Theoryというそうだ。
小さな犯罪、いたずらを見逃すと大変なことになると言うわけである。
1994年ニューヨーク市長となったジュリアーニ氏はこの理論に基づき、パトロールの警官を重点的に増員し、
軽犯罪(未成年喫煙、無賃乗車、落書き、花火、騒音)などを見逃しなくとりしまることから始めた。
(ゼロトリャランス政策)その結果地下鉄などの落書きがなくなり、治安状態が改善されたそうである。
毎週水曜日22時からNTV系で「斉藤さん」という連ドラをやっているがこの主役観月ありさ君がまさに
「あなたゴミ捨てはいけないでしょ」言う役をやっており、孤立し悩んでいる。
時間のある方は是非今晩22時から4チャンネル(関東)をごらんあれ。
しかし人間は勝手気侭でどうしようもない生き物である。「ダイオキシンの出ない無公害の焼却設備新設は賛成よ、
でも私のマイホームのある近くに作るのは嫌よと」いうのである。
これがnimby (not in my back yard→私の家の裏庭に影響するものは反対よ!!)である。
総論賛成、各論反対、というのである。この度し難い HUMAN BEINGめ!!